なぜ今、ドアノブ修理依頼が急増しているのか
今回の報道では、
-
赤坂の高級サウナでの死亡事故
-
室内ドアのドアノブ/ラッチ不具合
-
「外からは開くが中から開かない」「ノブが空回りする」
といったケースが注目されました。
ポイントは
👉 玄関ドアではなく「室内ドア」
👉 鍵はかかっていないのに出られない
という点です。
室内ドアは
-
防犯性能より
-
日常の開閉性・コスト
が優先されているため、経年劣化に弱い部品が多いのが実情です。
家庭で実際に起きやすい閉じ込めパターン
どの家でも起こりえます。
よくある例
-
🚿 浴室・脱衣所
-
🚻 トイレ
-
🛏️ 寝室・子ども部屋
-
🧖♂️ サウナ・個室ブース
典型的な原因
-
ラッチ(ドア内部の引っかかり)が戻らない
-
ドアノブ内部のバネ・芯棒の破損
-
長年の使用による金属疲労
-
湿気(浴室・トイレ)による腐食
※築10〜15年以上は特に要注意とされています。
閉じ込められたときの「考え方」
※具体的な工具操作や破壊手順は控え、判断の軸だけをお伝えします。
① まず「無理に力をかけない」
-
パニックでノブを強く回す
→ 内部部品が完全破損し、状況が悪化することがあります。
② 「ドアが開かない理由」を整理
-
🔵 ノブが空回りする
-
🔵 レバーが下がったまま戻らない
-
🔵 押しても引いても動かない
→ 多くは鍵ではなくラッチ不具合です。
③ 連絡手段の確保
※密閉空間では体力温存が最優先です。
「やってはいけないこと」
安全面から特に重要です。
-
❌ ガラスを素手で割ろうとする
-
❌ ノブを蹴る・体当たりする
-
❌ 高温環境(浴室・サウナ)で無理に動く
→ ケガ・失神・熱中症リスクが一気に高まります。
事前にできる現実的な対策(重要)
事故は予防がすべてです。
① 築10年以上なら「点検対象」
-
ドアノブ
-
ラッチ
-
バネの戻り
👉 見た目が正常でも内部は劣化しています。
② 浴室・トイレは特に優先
-
湿気+高温
-
逃げ場がない
→ 命に直結する場所です。
③ 「室内ドアは消耗品」という認識
-
高級住宅・分譲マンションでも例外なし
-
ノブ交換は数千〜1万円台で済むことが多い
👉 事故後では遅い、が最大の教訓です。
専門家が口を揃えて言うポイント
番組内でも繰り返し強調されていたのが、
「10年・15年経っていたら、必ず一度は専門家に見てもらう」
という点です。
これは
-
不安を煽るため
-
商売のため
ではなく、構造上の事実です。
まとめ(いちばん大事なこと)
-
室内ドアの閉じ込め事故はどの家でも起こる
-
原因の多くは「鍵」ではなくラッチの劣化
-
閉じ込め時は「力より冷静さ」
-
そして何より
👉 事前点検・早めの交換が命を守る




小林さんが受けた件数です。


室内に閉じ込められた時は、クリアファイルのようなもので、挟んで、ドアの鍵の部分に落としていって、解除。
クレカではだめ、テレホンカードなどの多少折れ曲がって、しっかりした薄手のものが有効。
トイレットペーパーの芯を使ったり、洗顔クリームなどのチューブの先の部分を曲げて使うのも有効。
これらは室内のドアで、玄関のドアでは無効。



予防が肝心。